CASE STUDY

導入企業インタビュー2

アニメーションやドラマなどの番組を海外のテレビ局やビデオ会社へ供給するのにDIRECT! EXTREMEを利用しています。

映像制作プロダクション様
映像制作プロダクション

テレビドラマや情報番組などの制作をはじめ、イベント制作や番組販売などを手がける制作プロダクション様。同社では、アニメーション、ドラマ、バラエティ、ドキュメンタリー、スポーツなど、さまざまなジャンルの番組を海外のテレビ局やビデオ会社などに供給する際、番組の大容量ファイルの受け渡しにDIRECT! EXTREMEによる高速通信を利用している。導入の背景と経緯、効果について詳しく伺った。

利用状況

海外へのテレビ番組供給にDIRECT! EXTREMEを利用

DIRECT! EXTREMEの利用状況について教えてください。

当社では、アニメーション、ドラマ、バラエティ、ドキュメンタリーなど、さまざまなジャンルの番組を海外のテレビ局やビデオ会社などに供給しており、2018年頃から番組ファイルを送信するのにDIRECT! EXTREMEを利用しています。

海外とは、具体的にどのような国や地域になるのでしょうか。

日本製コンテンツは世界中で人気が高まっており、主に米国、欧州、アジア圏の各国へと配給していますが、国によって数や種類にはバラツキがあります。

送付するファイルの容量や1回あたりの送信時間、送信回数などを教えてください。

アニメーションなどは30分以内の番組も多いのですが、ドラマやバラエティなどのHD(ハイビジョン、画素数:1920×1080、1080i)映像の1時間番組であれば、ファイルの容量は約100GBとなり、DIRECT! EXTREMEでの送信時間は約30分となります。

送信数はそのときの状況にもよりますが、年間で700本から1000本ぐらいです。現在はほとんどの番組をDIRECT! EXTREMEで送っていますが、一部、テープメディアを使って送ることもあります。

導入背景

大容量ファイルの転送に不都合な通信環境に不満

DIRECT! EXTREMEを導入した経緯を教えてください。

当社では長年、海外への番組販売を行ってきました。以前はテープメディアを使って番組を取引先へ送ることがほとんどだったのですが、インターネットの普及にともない通信で番組を送るようになってきました。当初は先方のFTPサーバーを使って送信していたのですが、アップロード時に送信エラーが発生して作業をやり直さなければならなかったり、地域によってはアップロードに3日程かかるようなここともありました。

また、以前導入したファイル送信しシステムでは、アップロード時には特に問題がなかったとしても、先方で上手くダウンロードができない、時間がかかりすぎるという問題も発生していました。

特に受信が上手くいかないという点に関しては、地域によって通信事情が異なり、相手側の受信環境もこちらからはコントロールが利かないため、ハードルの高い課題となっていました。

そのため、新たに放送メディア用に提供されている国内外のファイル転送サービスの導入を検討してきましたが、コストが割高で当社の要件に合わなかったり、使い勝手があまり良くなかったり、セキュリティーの問題から受信用のソフトウェアを利用してもらえないケースがあったりしたことから、本格的な導入にはいたりませんでした。

そのような状況下、日本ワムネットよりDIRECT! EXTREMEを紹介してもらい、実際に試用したことが導入のきっかけとなりました。

選定理由

使い勝手、コストパフォーマンスを高く評価

DIRECT! EXTREMEの導入を決めたポイントがあれば教えてください。

大容量のファイルを高速かつセキュアに送受信できるというのが導入を決めたポイントではありますが、通信が安定しており、使い勝手が良いこと。これまで検討してきたファイル転送サービスと比較して、コストパフォーマンスに優れていること。サポート対応などが充実しており、安心して利用できることなどから導入を決めました。

使い勝手の良さとは、具体的にどのようなところを評価されたのでしょうか。

細かい部分ですが、初めて使用する場合でも直感的に操作ができること、送信するファイルをドラッグ&ドロップで設定できること、などが評価したポイントです。そのような使い勝手の良さは、ファイルを送信する当社側にとっては作業の効率化につながります。また、ファイルを受け取る側は海外の取引先なので、詳しくレクチャーをしなくても使ってもらえるのは重要なポイントとなります。また、送受信に使用するソフトウェアをインストールする際に、特殊なセキュリティーの設定なども不要という点も評価しています。

実際、相手先には簡単な操作手順書を渡しているのですが、インストールできないとか、使い方がわからないとか、通信が途切れるといった問い合わせなどが来ることは、今のところほとんどありませんので、相手先の負担となっていることはないと捉えています。

導入効果

安定した通信環境により、作業時間の削減や負荷を軽減

DIRECT! EXTREMEの導入効果について教えてください。

自社の通信環境は変わっていませんが、送信時間はこれまでの半分ぐらいで済むようになりました。また、通信エラーやデータ破損などがほとんど発生しないので、国内での放映が終了次第、時間を空けずに番組を送ることができますし、送信したファイルも一定の期間経過後にサーバーから自動で削除されたりするので、担当者の作業時間の削減や作業負荷の軽減にもつながっています。

受信側のダウンロード時間に関しては、相手の通信環境やPCの性能などによるので当社側では把握できていませんが、どの地域の取引先からも特に問い合わせが入ったりはしていないのでスムーズに対応してもらえていると考えています。

また、自社でサーバーなどの保守が不要となり、運用から解放されたというのも効果の1つと捉えています。何かトラブルなどがあれば、すぐにその状況や対応状況・予定に関して連絡をもらえるので、安心してサービスを利用できるのも効果の1つとして捉えています。

評価

日本ワムネットへの評価

DIRECT! EXTREMEおよび日本ワムネットに対する評価や要望、期待などがあれば教えてください。

DIRECT! EXTREMEは、国内ベンダーである日本ワムネットによる自社開発・運用のサービスのため、信頼性や安定性が優れているだけでなく、当社の細かな要望にも耳を傾けてくれますし、サポート対応もとても丁寧で、導入検討時から迅速な対応をしてもらえたのでとても助かりました。

これからも高速で安定した通信環境の継続に期待しています。

取材日時 2021年12月

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